造作家具が上質な注文住宅を生む

造作家具が上質な注文住宅を生む

注文住宅はまっさらな状態から家づくりが始まります。家族の理想の家を実現する為、外観デザインや間取り、住宅性能などあらゆる要素に対して高い自由度があります。その中には内装に調和し、使い勝手の良さで暮らしやすさを向上させる造作家具という存在があります。壁や床に自然に溶け込む色や質感が、室内に落ち着いた雰囲気を生み出します。

造作家具の特徴と種類

田園風景に癒される焼杉板張りの家

田園風景に癒される焼杉板張りの家

室内で使う家具には、置き家具と造作家具があります。置き家具は店舗で購入する家具、造作家具は住宅の内装や間取りに合わせて造る家具です。造作家具にはさらに、建築現場で新居の建築工事と同時に作成を進めていく大工仕事の造作家具と、家具工場で作成する造作家具があります。

大工仕事の造作家具の特徴

大工仕事の造作家具には、工場で造る造作家具や、置き家具とは違い、実際に内装で使われているものと同じ木材や建材を使えるため、色や質感、雰囲気、サイズが、建築中の住宅の室内にぴったりと調和させられるメリットがあります。

上質な雰囲気が生まれる

フローリングに使われている樹木と同じ樹種の無垢材の家具なのに、微妙に色や質感が違っている…というようなことはよくあります。無垢材には、同じ木から製材された木材であっても、1枚1枚色や模様が異なるからです。ただ、この色や模様の違いは、それほど調和を乱すことはありません。

ただ、購入した家具の場合、樹木のグレードの差、ワックスなどの仕上げ方の違いなどがある為、同じ樹種でも色調や質感が異なることがあります。一方、造作家具の場合、現場で内装に使われている無垢材に合わせて造作します。内装に使われている無垢材とは違った色や質感の無垢材を使ってアクセントにしたり、同じような色や質感の無垢材を使って内装に溶け込ませたりなど、さまざまなコーディネートが出来、室内の調和を乱すことなく、落ち着いた雰囲気を演出します。

参考サイト マルホン 無垢材の選び方と木材用語
このページの後半に無垢材のグレードや樹種や部分による色や質感の違いが説明されています。

間違いのないサイズに完成する

厳選したにもかかわらず、新居が完成し家具を置いてみたら、ほんの数センチの差で予定した位置に収まらなかった、またはデッドスペースが生まれてしまったというようなことがあります。

もちろん、間取りを決める際に購入予定の家具の正確なサイズを確認しておくと、このような状況は避けられます。ただ、家づくり中は、その他にも決めなくてはならないことが多く非常に忙しい期間です。造作家具なら、家具店を回って候補の家具のサイズを調べるというようなことに時間を割かなくても、必要な位置にぴったりな家具が造れます。

家具工場で作成する造作家具の特徴

家具工場で作成する造作家具と大工仕事の造作家具を比較すると、いくつかの違いがあります。

凝った造りの家具が造れる

家具工場で製作するので、凝った造りの家具が造れるという部分が最大の特徴です。装飾品がはめ込まれた家具や、彫刻が施された棚、ガラス付きの扉など、好みに合わせて豪華な家具が造れます。

移動や撤去が手軽にできる

家具工場で作成する造作家具は、位置を変更したり、撤去したくなった時には簡単に移動や撤去ができます。造り付けの造作家具の場合、模様替えに際して位置を変更することは容易にはできません。

サイズや色合いがピッタリにはならないことがある

また、家具工場で作る造作家具の場合、置き家具と同じような問題ですが、いざ搬入してみると微妙に色合いが合わない、サイズに数ミリの誤差があるというような仕上がりになることがあります。その為、両サイドが壁などで囲まれているような場所に、ぴったりと納めるような作り方には向きません。

費用が嵩む

凝った造りにしたり、貴重な樹種を使った場合にはかなり高額な製作費となりますが、その他にも、運搬・設置の費用がかかるので、大工仕事の造作家具より費用が嵩む傾向があります。

施工事例

収納スペースの用途を拡げる造作家具

木製デッキ越しに庭をのぞむ平屋の家

木製デッキ越しに庭をのぞむ平屋の家

造作家具の収納には、キッチンのカップボードやリビング・書斎の本棚などのシンプルな収納の他に、パントリーやシューズクロークを使い勝手のよいスペースにするための様々な工夫を凝らした収納にすることも出来ます。どちらの場合も、工務店とよく相談することによって、室内の雰囲気や間取りに合う最適な収納スペースにすることができます。

見せる収納をおしゃれに演出する

造り付けの棚は、状況に合わせて自在に造れるので、間取りの問題のサポートとして役立ちます。例えば、ダイニングキッチンとリビングが直線状に並ぶ間取りで、スペースの関係から、壁付Ⅰ型のキッチンレイアウトを選択すると、リビングからキッチンへの視線が気になる環境になることがあります。このような場合、キッチンにおしゃれな造作棚を設けて、見せる収納にするという解決方法があります。

その他にも、直線的に収納スペースを造ると収納量が足りないとか、奥行きが足りないという場合にはL字型にしたり奥行きを増やしたりなど、間取りと同時に計画を進めらるので、空間を有効に使えます。

地震が発生しても倒れる心配がない

背の高い家具は地震が発生した際に倒れるリスクがあります。大量の本が詰まっている本棚が倒れたりすると、家族が怪我をしてしまうこともあります。造作本棚は壁に固定されているので、本がバラバラと降ってくることに対する対策は必要ですが、転倒の不安はありません。

参考サイト 総務省消防庁 地震による家具の転倒を防ぐには

部屋のように使う収納スペースの用途を拡げる

パントリーの内部に、ベンチやデスクを造作して、ユーティリティルームとしても使いたい、シューズクロークには大型の台を置いて作業もできるようにしたいなど、大型の収納スペースには様々な可能性があります。

一方、内部の造り方のよっては、せっかく床面積を割いて大型収納を造ったのに、整理整頓がしにくい、目的の用途が果たせないといった残念な収納になってしまう恐れもあります。そのような収納スペースにしない為にも、工務店に相談しながら、使い勝手の良い造作家具を計画しましょう。

実際に家を建てた家族が失敗した…と感じていることの中に、多く見られる不満が収納です。「収納の数は十分あるのに家の中が片付かない」というケースもあれば、「収納の量が足りない」というケースもあります。家族に合った収納の数と収納量を備えた家にする為には、どのような収納計画を立てるべきなのでしょうか?

コラム 注文住宅の失敗しない収納計画

施工事例

注文住宅で造作家具を採用する意味

二世帯住宅 薪ストーブに集う3世代の家

薪ストーブに集う3世代の家

造作家具には、自由度の高い注文住宅ならではの良さが詰まっています。

家全体に統一感が生まれる

間取り作成時には、造作棚や造作家具に加えて、造作建具もいっしょに計画を進めていくと、統一感が生まれ、家全体に手作りの温かみや、高級感のある落ち着きが演出されます。ただし、造作家具の良し悪しは、職人の技術とセンスで出来栄えが変わります。

置き家具は家具店に行き、見た目はもちろんのこと、触ったり、座ったりと家具を体感できます。しかし、造作家具の場合は、完成するまでは見た目を確認することも、使い心地を確認することもできません。しかも気に入らなかったからと言って簡単に撤去したりもできません。

その為、上質な造作家具になることを確認しておくことが大切です。造作家具を計画している場合には、住宅を見学する際に、造作家具の出来栄えにも注意を払うことが大切です。

間取りの制限を補える

注文住宅の間取りプランを進めていく際には、敷地の条件と予算によって様々な制限が生まれます。敷地周辺の環境によって、日当たりや風通し、プライバシー確保がしにくい家になってしまいそうな問題を克服する、敷地面積や予算から得られる居住面積の中で、家族全員に対して居心地の良い空間を確保するというようなことを、実現しなくてはならないからです。

このような場合、同じ間取りであっても、置き家具ではなく、家具を造作することで有効に空間を活用し、床面積を補えることがあります。また、格子などの造作建具は、日射や視線のコントロールと風通しを良さをサポートします。

家具の数を減らせる

置き家具の場合、サイズや用途的に、帯に短し襷に長しという状態になってしまうことも少なくないです。その結果、収納したい物の量に合わず家具を増やす、用途を十分果たさないのでサブ的な役割の家具を置くというようなことになり、家具が増えてしまうことがあります。

家具が増えれば、床面積を有効に使えなくなる、室内がすっきり片付かなくなるなどの問題に繋がります。造作家具はサイズや用途に合う物を造れるので、必要で上質な家具だけが存在するすっきりした室内を生み出します。

造作家具を有効に使って、室内全体の雰囲気に統一感を持たせ、工場製作の家具やこだわりの置き家具をアクセントに配置して、インテリアをコーディネートしていくと、建築だけでは体感できない、心地よさであったり、美しさであったりといった、オンリーワンの空間が実現できます。是非、住まいづくりの検討事項の中に、家具という要素も取り入れてみましょう。

造作家具や収納、建具によって、間取りで造った動線をよりスムーズにし、暮らしやすい環境に底上げされます。

コラム 新築住宅の内装コーディネートと建材

注文住宅は、自由な間取りにできることが大きな魅力の一つであり、難しさでもあります。間取りによって暮らしやすさ、心地よさ、省エネや耐震性能などに大きく影響するからです。間取り計画の進める前に準備しておくことや、間取りを決めていく上で注意しなくてはならないポイントについて確認していきましょう。

コラム 注文住宅の間取りの決め方と成功させるポイント

施工事例

蓮見工務店の家づくりへの想い

注文住宅,家づくり,設計

私たち蓮見工務店は、「工務店」+「設計事務所」ならではの
手作りの家づくりときめ細かいアフターメンテナンス、
そして設計事務所として培ってきた
デザイン性、高性能な家を提供させていただきます。

「熱を集め、移し、蓄える」

「風を通し、涼を採り、熱を排出する」

「直接的な日射を避ける」 「断熱・気密性を高める」

などのパッシブデザインも積極的に取り入れ、
今まで多くの雑誌にも掲載していただきました。

快適で心地よい暮らしは、設計、性能、見た目のデザインなど、
全てのバランスで実現できます。

そして、経験豊富な職人の手によってカタチになるのです。
私たち蓮見工務店は、それらすべてにこだわり、
お客様の一棟に全力をそそいでまいります。

注文住宅やリフォーム、リノベーション、店舗などの建築を
ご検討中の方には、これまでに携わったお宅をご見学していただけます。

「木造住宅の視覚的な心地よさ、
木にしか出せない香り、温かみのある手触り」

「木の心地よさと併せて太陽の光などを取り入れた、
パッシブデザインの良さ」

を感じて頂けます。

ご希望などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

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