家づくりとは「家族の豊かで楽しい暮らしを実現できる舞台をつくること」④

注文住宅,家づくり,家族,間取り,リビング,書斎,インナーガレージ自分達の家を建てようと決心したした時から、
家づくりが始まります。

家づくり成功の秘訣は、施行を依頼する工務店との
「家づくりコンセプト」の共有です。

この作業がうまくいけば、家づくりは楽しく、
納得しながら進められます。

自分達が、家を持ちたい理由を整理し、それを基にして、
思いを実現するための家づくりのコンセプトを作りましょう。

「家を建てたいと思った理由」と
「家を建てる目的を実現させる計画」が
一致していれば、必ず家族の望んだ家が実現します。

家づくりの目的に合わせた計画を立てるためには、
家を建てたいと思った理由を、
具体的な目的に結び付けることが大切です。

家族が望む目的に対して、施行する側が
専門的な見地から具体的な対策を提案します。

この作業を繰り返すことで、
家づくりのコンセプトが明確になっていきます。

コンセプトに盛り込みたい要素は
家族によって異なり、多々あります。

今回は、趣味を楽しめる家、
特別な用途のために必要な条件を満たしている部屋がある家
について考えていきましょう。

趣味を楽しめる家

家は、私たちにとって、家族の愛情を感じられる寛ぎの場所ですが、
自分の好きなことができる場所があれば、
より楽しい場所、趣味を楽しめる家にできます。

趣味の楽しみ方には、家族全員で楽しむという方法も、
プライベートな空間で趣味を楽しむという方法もあります。

家族の暮らし方に合わせた趣味を楽しめる家とは
どのような家なのでしょうか?

家族で趣味を楽しむ家

家族で一緒に楽しめる場所としては、リビングや、
ウッドデッキ、庭、屋上などが考えられます。

家族によって家の中での過ごし方は様々ですが、最近の傾向として、
家にいる時間はほとんどリビングで過ごすという家族が増えています。

その中でも、リビングでは、家族揃って何かをするのではなく、
それぞれが思い思いに好きなことをして過ごす、
という過ごし方をする家族が多いようです。

リビングで過ごす時間が長い家族にとっては、
リビングを寛ぎの場というだけではなく、
趣味を楽しむ部屋として捉えることもできます。

リビングに家族が集まった時、
「家族全員が一緒に楽しい時間を共有できるリビング」
という考え方です。

テレビやプロジェクター、スピーカーを設置すると、
映画館にいるような環境のリビング、
音楽と映画を楽しめるリビングにできます。

吹き抜けのあるリビングに、足場を取り付ければ、
ボルダリングを楽しめるリビングが実現します。

家族が演奏を楽しむ場所、
お客様に家族の演奏を披露する場所にする
というリビングもあります。

「家族みんなの合奏を楽しむリビング」
という考え方です。

長時間練習する家族がいる場合には、向かない方法ですが、
趣味で楽しむ場合には、窓の機能を上げれば、
ある程度の防音ができます。

家族それぞれが好きな楽器を受け持って、合奏したり、
お客様を招いてちょっとしたコンサートを開いたりするリビングです。

自分達家族にとって、家族全員が楽しめるリビングを考えてみませんか?

書斎・趣味の部屋

注文住宅,家づくり,家族,間取り,リビング,書斎,趣味本の世界に没頭したい、集中して文章を書きたい…
というような時には、どうしても自分だけの空間が欲しくなります。

雑誌はリビングで見られるけれど、
本の世界に入り込む読書は自分の空間でしたい、
と考える人もいるのではないでしょうか?

蔵書が多い人にとっては、読みたい本を
いつでもすぐに見つけられる環境も必要です。

また、プラモデルが趣味の人にとっては、
プラモデルを作れる場所、
完成したプラモデルを飾る場所も欲しいでしょう。

絵を描く人にとっては、
描きかけの絵をそのままにしておける場所が必要です。

そんな自分だけの世界に浸れる書斎や趣味の部屋は、
敷地に余裕がない限り、どうしても
家づくりプランから、外されてしまいがちです。

でももし、家を建てる当初の目的の中に、
自分だけの空間を持ちたいという
希望があった場合には、何とが実現させましょう。

狭くても、間取りの工夫でその空間を捻出できます。

独立した部屋が作れれば、理想的ですが、
床面積的にそれがかなわない場合には、
ロフトを作る、半地下にする、
階段の踊り場を利用するなどの方法も考えられます。

趣味と利便性・必要性を同時に実現できるスペース

新しく家を建てる目的の中には、
現在の住まいには足りないものを補いたい
という項目もあるのではないでしょうか?

例えば、車を自宅内に置きたいが、駐車スペースがなく、
近隣の月極め駐車場を利用しているというケースや、
近所迷惑を心配することなく、
心おきなく楽器の練習がしたいというようなケースです。

車を自宅内に置きたいという希望は、
インナーガレージで叶えられます。

車を大事にする人にとって、
インナーガレージは憧れのスペースです。

愛車を、紫外線や雨風にさらさずにすみ、
外部の人にいたずらをされる心配もありません。

ガレージ内では、車の手入れをするだけではなく、
趣味の楽器を楽しむ空間にしているケースもあります。

インナーガレージをリビングと繋げ、ガラスで仕切って、
愛車を眺められる間取りにもできます。

一方、インナーガレージは、家族にとっても、
利便性の高いスペースです。

雨の日でも、濡れずに車の乗り降りができる

食料品など、重くてかさばる荷物を楽に搬入できる

車椅子が必要な家族がいた場合、
いったん外に出ずに乗り降りさせられる

というような良さがあるからです。

一方、インナーガレージには、
気をつけなくてはならないこともあります。

夜中や早朝に車を使う場合、ガレージのシャッター音が、
近隣の迷惑になってしまう可能性があるからです。

近隣の人との良い関係を維持するためには、
音で迷惑をかけないことも大切です。

車の出し入れをする時間帯が、
深夜や早朝になることが多い場合には、
音のしないシャッターや、引き戸にするなどの工夫が必要です。

音に関しては、近隣に迷惑をかけずに、
楽器の練習できる部屋として、防音室も視野に入ってきます。

楽器を趣味にしている家族がいる、音大受験のために、
毎日何時間も練習しなくてはならない家族がいる、
というような場合、楽器の練習音は、
近所迷惑になるだけではなく、
家族にとってもストレスになってしまいます。

防音室があれば、近所迷惑になっているのでは…
という心配がなくなります。

練習する本人も、気持ちよく練習できます。

子供の為に防音室を作る場合、子供が独立していった後には、
ご夫婦の為のホームシアターや、オーディオルームとして活用できます。

自然を楽しめる空間のある家

注文住宅,家づくり,家族,間取り,リビング,書斎,ウッドデッキウッドデッキやバルコニー、屋上は、
空や庭を楽しめる空間を創りだします。

自然を楽しめる家は、趣味を楽しめる家でもあり、
ゆったりとした気持を味わえる家でもあります。

バルコニーや屋上に天体望遠鏡を置いて、星空を楽しむ

ウッドデッキやバルコニーを、
第二のリビング、アウトドアリビングとして活用する

庭の一部として、花や野菜を育てる

など、いろいろな楽しみ方ができます。

このような空間では、季節が運んでくる風の匂い、新緑や紅葉、
夜空に瞬く星などが、
私たちの心をリラックスさせ、豊かにもしてくれます。

自然を楽しめる空間のある家は、日常的に、
自然を感じられる時間を持てる家です。

開口部を工夫し、リビングとの一体感を持たせると、
リビング自体も広く感じられます。

ただ、住宅地においては、せっかくウッドデッキや
バルコニーを作ったけれど、
道路や周辺の住宅からの視線が気になり、
洗濯物を干す以外には活用できなかった
というようなケースも少なくありません。

その為には、周辺の状況にあわせたプライベート感を
持たせられる対策が必要です。

また、バルコニーには、防犯対策も必要です。

強盗犯の侵入経路として、バルコニーは都合の良い場所だからです。

ルーバーで視線が遮られていれば、
より都合の良い場所になってしまいます。

足がかりになるような柱を避ける、人感センサーをつけるなど、
周辺の環境に合わせた防犯対策をしなくてはなりません。

道路や周辺の環境との位置関係を配慮し、
プライベート感を持たせられれば、
家族にとって、自然を味わいながら、
ゆったりくつろげる家が実現します。

ただし、プライベート感を維持するために、
目隠し用ルーバーを設置する場合には、
室内への日当たりや風通しを遮ってしまう恐れがあります。

バルコニーが、階下の部屋への陽射しを
遮ってしまうこともあります。

ルーバーやバルコニーが、
日当たりや風通しを遮らないような工夫が必要です。

加えて、ウッドデッキやバルコニーは、外観にも大きく影響します。

デザインや、設置する位置に加えて、
バルコニーやウッドデッキ、ルーバーに使う建材の色や質感が、
住宅の外観をより良くする方向に働かなくてはなりません。

心おきなく自然を楽しめる家にするためには、
周辺の環境に配慮した位置や、形態を工夫すること、
住宅の外観をより良くするような
バルコニーやウッドデッキにすることが大切です。

 

 

蓮見工務店の家づくりへの想い

注文住宅,家づくり,設計

私たち蓮見工務店は、「工務店」+「設計事務所」ならではの
手作りの家づくりときめ細かいアフターメンテナンス、
そして設計事務所として培ってきた
デザイン性、高性能な家を提供させていただきます。

「熱を集め、移し、蓄える」

「風を通し、涼を採り、熱を排出する」

「直接的な日射を避ける」 「断熱・気密性を高める」

などのパッシブデザインも積極的に取り入れ、
今まで多くの雑誌にも掲載していただきました。

快適で心地よい暮らしは、設計、性能、見た目のデザインなど、
全てのバランスで実現できます。

そして、経験豊富な職人の手によってカタチになるのです。
私たち蓮見工務店は、それらすべてにこだわり、
お客様の一棟に全力をそそいでまいります。

注文住宅やリフォーム、リノベーション、店舗などの建築を
ご検討中の方には、これまでに携わったお宅をご見学していただけます。

「木造住宅の視覚的な心地よさ、
木にしか出せない香り、温かみのある手触り」

「木の心地よさと併せて太陽の光などを取り入れた、
パッシブデザインの良さ」

を感じて頂けます。

ご希望などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

監修者情報

蓮見幸男

蓮見幸男

住まいの知恵袋、家づくり問題解決仕事人

住宅に関するさまざまな事柄(耐震・温熱・耐久性など)を計算やシミュレーションにより可能な限り〝見える化"し、安心・快適な唯一無二の住まいをリーズナブルにお届けしたいと考えています。

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