注文住宅間取りの優先順位

注文住宅間取り

自分たち家族の家を建てる方法には、注文住宅の他に、分譲住宅、建売住宅、規格住宅などがあります。分譲住宅や建売住宅は、土地付きなので、土地を探す手間が省けます。規格住宅は、基本的な家づくりプランが完成しているので、家づくりプラン作成にかける時間がかなり抑えられます。

注文住宅は、すべての家づくりの中で、最も手間も時間もかかる家づくりです。であるにもかかわらず、家を建てるなら注文住宅と考えている人が多い理由は、自由な家づくりができるからではないでしょうか?

ところが実際に家づくりを計画し始めると、決めなくてはならないことがあまりに多く、何から手を付けてよいのかわからなくなってしまうご家族は少なくありません。すでに注文住宅を完成させたご家族の中には、完璧な家づくりだったと満足されているケースもあれば、後悔の残る家づくりになってしまったケースもあるのではないでしょうか?

家づくりは何度もしているので慣れている、というご家族は、ほとんどいないはずです。建築業に携わっているというような特別な場合を除いて、家づくりは、初めて出会う体験です。高額な費用をかけて、初めて体験する大仕事を、成功させるためには、たくさんの条件があります。その中でも、重要なポイントは、間取りの優先順位です。間取りに影響する要素と、間取りによって影響を受ける要素を併せて考えていきましょう。

間取りに影響する要素

注文住宅中庭

中庭デッキをLDKに取込んだ家

敷地周辺の環境は、室内環境に大きく影響します。その為、間取りを決めていく上で、配慮しなくてはいけない要素の一つが、敷地の形状と、敷地周辺の環境です。四季のある日本では、季節に応じて、室温と湿度を調えなくてはならないので、日当たりや風通しの良さは、室内環境を調える為に欠かせない条件です。

日当たりと風通しを良くするための間取りを決めていく上で、まず考えなくてはならないことは、敷地の形状と敷地周辺の環境です。陽射しを十分に採り入れ、広い風の通り道のある家にするためには、適切な窓の位置、サイズ、開閉方法が求められます。

モデルハウスのように、周辺の環境に考慮せずに建築できる家であれば、日当たりや風通しの良さだけを考えて、窓の位置やサイズ、開閉方法を決められます。しかし、現実には、それだけを考えて窓を決めてしまえば、暮らしにくい家になってしまうケースが多くあります。

「大型車両の交通量の多い道路に面しているため、庭を通しているのに走行音が煩わしい」

「隣家からの視線が気になり、ブラインドを上げられない」

「日当たりだけを考えて大開口にしてしまったが、景観が悪い」

「窓があるのに風が入ってこない」

交通量の多い道路、隣家との位置関係、景観の良さなど、周辺の環境に合わせた窓を配置しないと、プライバシーを確保できない居心地の悪い家、景観を楽しめない部屋が生まれてしまいます。

また、地域の風の性質によっては、引き違い窓を設けても、壁に沿って風が流れて行ってしまい、室内に、風を採りこめないという状況になってしまうこともあります。このような場合には、ウィンドキャッチャーとも呼ばれる縦すべり出し窓を設けることで、風を採り入れられます。

間取りプラン作成の際に、周辺の環境を十分に考慮した上で、窓と間取りの組み合わせを考えていくことが、快適な室内環境を生み出します。

具体的には、周辺に住宅が密集している、マンションがあるというような、陽射しを採り入れにくい環境にある場合には、吹き抜けと、天窓や高窓を採り入れるなどの間取りが考えられます。また、南向きにこだわらず、景観の良い面に大開口を設けられるようにリビングを配置する、視線が気になる面には、ハイサイドライトを配置するなどの工夫も求められます。

また、細長い敷地の場合には、隣家が迫っていなくても、家の中心部に、陽射しが届きにくくなってしまうことがあります。このような場合には、中庭を設ける、スキップフロアを採り入れるなどの間取りにすることで、日当たりと風通しを確保できることがあります。スキップフロアは、段差のある敷地にも有効な間取りです。

間取りによって影響を受ける要素

同じ床面積の家であっても、床面積の配分、居室の配置によって、暮らしやすさは違います。家の中での移動に無駄がない、家事がしやすい、使い勝手の良い収納がある、家族の団欒を楽しめる居心地の良い空間がある、プライバシーが確保されている、快適に使える広さのある浴室、洗面所、トイレがあるなどは、暮らしやすい家に欠かせない要素です。

限られた床面積の中で、これらの要素をバランスよく配分した間取りが、暮らしやすい家を生みます。

家の中での移動に無駄がない・家事がしやすい・使い勝手の良い収納がある

注文住宅玄関収納

2階リビングの長期優良住宅

これらの要素は、動線によって変わってきます。そしてそれぞれの要素には、密接な関係があります。現在の家族の日常的な行動パターンを基に、新しい家での生活を想定して、間取りを決めていくことが大切です。

帰宅してリビングに直行する家族が多いと家族であれば、玄関からリビングの間に、家族で使える大型の収納を設ける、2階ベランダに洗濯を干す+1階に洗濯機がある場合には、1階洗面所に、洗濯物を畳んだり、アイロンかけをしたりできるスペースや、下着やパジャマを収納できるスペースを設ける、水回りとリビング、階段を回遊できる間取りにするなどの工夫が求められます。

家族の団欒を楽しめる居心地の良い空間がある・プライバシーが確保されている

注文住宅リビング2

緑の庭を望む大開口リビングの家

これらの要素は、家族構成、暮らし方によって変わってきます。子育て中の家族であれば、家族の自然な触れ合いが生まれる間取りが向いています。家族の団欒が楽しめる広いリビングがあり、子供が小さいうちは常に子供を見守れる、子供が中、高校生になってからは、外出、帰宅などの行動が把握できるというような間取りです。

一方、子供たちはすでに成長して、働いているため、家族の生活の時間帯がバラバラである、リビングにいるより、自室で読書をしたり、寛いだりする時間の方が長い、というような家族もあるでしょう。そのような場合には、リビングに多くの床面積を使うより、書斎や寝室など、家族それぞれの居室に床面積を使い、より居心地の良い部屋にする方が向いています。

また、来客が多い家庭であれば、来客中にも、家族が行動を制限されない間取り、プライバシーを守れる間取りが求められます。例えば、リビングでほとんどの時間を過ごすという家族であれば、リビング階段のある間取りは、居室にいる家族の気配も感じ取れる良さがあります。

しかし、来客が多い家族で、リビング階段のある間取りにした場合、来客中には、家族がキッチンや玄関、1階のトイレに行けない、リビングの声が家族の居室、子供部屋の足音がリビングに響くなどのストレスが発生する恐れがあります。

快適に使える広さのある浴室、洗面所、トイレ

変形敷地に建てる注文住宅

変形敷地を有効利用した家

これらの場所は、毎日必ず使う場所であるにもかかわらず、間取りを決めていく上で、しわ寄せを受けてしまいやすい場所です。広々としたリビングや、使い勝手の良いキッチン、ゆったりした寝室に床面積が多く使われてしまうからです。

その結果、使いにくい浴室、洗面所、トイレになってしまうことがあります。子供と一緒に入浴しにくい、洗濯機を洗面所に置いてあるので狭くて入浴準備がしにくい、朝の時間帯には洗面所とトイレが混みあうなどのストレスが発生します。

大人だけの家族構成であれば、問題ありませんが、子育て中には、子供と一緒に入浴できる広さを備えた浴室が必要です。家族の時間帯がほぼ同じ家族であれば、洗面所を広くし2ボールの洗面台にする、サブ洗面台を2階、または玄関近くに作る、トイレは2階にも作るなどの工夫が求められます。

■ ■ ■

注文住宅は、家族の暮らし方に合わせた間取りにできるという魅力があります。一方、自由過ぎて、バランスを欠く間取りになってしまう恐れもあります。自分たち家族ににとって、暮らしやすい家を実現させるためには、間取りに影響する要素と間取りによって影響される要素を考えあわせた上で、バランスよく計画することが大切です。

蓮見工務店の家づくりへの想い

注文住宅,家づくり,設計

私たち蓮見工務店は、「工務店」+「設計事務所」ならではの
手作りの家づくりときめ細かいアフターメンテナンス、
そして設計事務所として培ってきた
デザイン性、高性能な家を提供させていただきます。

「熱を集め、移し、蓄える」

「風を通し、涼を採り、熱を排出する」

「直接的な日射を避ける」 「断熱・気密性を高める」

などのパッシブデザインも積極的に取り入れ、
今まで多くの雑誌にも掲載していただきました。

快適で心地よい暮らしは、設計、性能、見た目のデザインなど、
全てのバランスで実現できます。

そして、経験豊富な職人の手によってカタチになるのです。
私たち蓮見工務店は、それらすべてにこだわり、
お客様の一棟に全力をそそいでまいります。

注文住宅やリフォーム、リノベーション、店舗などの建築を
ご検討中の方には、これまでに携わったお宅をご見学していただけます。

「木造住宅の視覚的な心地よさ、
木にしか出せない香り、温かみのある手触り」

「木の心地よさと併せて太陽の光などを取り入れた、
パッシブデザインの良さ」

を感じて頂けます。

ご希望などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

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