【木造住宅の耐震と免震、制振の最適解とは!?】 構造編 Vol.36
☝「耐震」「免震」「制振」、何がどう良いのだろう?
いつも読んでいただき
ありがとうございます。
埼玉県北本市で
『学んで楽しむ家づくり』を
お届けしている
“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
☝昨年の取材時に撮っていただいた1枚。
☝こんなお家つくってます。
桶川市 T邸 畳コーナー(2016年竣工)
≪30年後も、しみじみ
「良い家だ」と思える家づくり≫
を味わって貰いたくて
毎日書いているブログの
今日が868回目です。
今日も良い天気でしたね。
朝から、現場に出て
今週末に地鎮祭が行われる敷地の
草刈りをしてきました。
たくさんの虫たちや
トカゲ(カナヘビ?)が驚いて
移動していきました。
土曜日が、まとまった雨になりそうなので
プラシキというプレートも敷いて
準備万端です。
さて、毎週木曜日は
“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”
~家族の安全を守る構造”いろはのい”~
をテーマにブログを書いていて
今日はその36回目
【木造住宅の耐震と免震、制振の最適解とは!?】
をおとどけします。
今回も参考にさせて貰うのは
こちらの本です。
取っ付き辛い「構造」のことを
凄く分かり易く
解説してくれていますので
良かったら手に取ってみて下さい。
木造住宅を建てる時に
大規模地震に備えるための方法として
「耐震」「免震」「制振」
というのがあるのはご存じかと思います。
①「耐震(たいしん)構造」
・建物自体の強度を高め、地震の揺れに対抗する。
・柱、梁等の架構と、筋交や面材による耐力壁で
地震の揺れに耐える構造。
⇒*すべての建物の耐震性能の基本となる構造
*揺れるけど、強度で耐える
*初期コストは安価
②「免震(めんしん)構造」
・地震による地盤の揺れを直接建物に伝えない構造。
・建物と地盤との間にゴム等の免震装置を設置。
⇒*強い揺れ(特に初期の)を直接建物に伝えない。
*RC造などの重い建築物に有効な反面、木造などの
比較的軽い建物には不向き。
*コストが高く、敷地や建築の条件に制約アリ。
・地震の揺れを「吸収・減衰」して抑える。
・建物内にダンパー等の制振装置を設置する。
⇒*地震のエネルギーを熱等に変換して吸収する。
*木造住宅をはじめ、幅広い建物に効果がある。
*木造住宅であれば50~100万円程で導入可能。
それぞれの構造には特徴があって、
木造住宅ということであれば
耐震構造で、しっかりと強度を確保した上で、
(耐震等級3の確保が一般的な必要性能)
制振装置を適宜導入することで
建物の損傷を防ぐとともに
繰り返しの大規模地震にも
備えることが出来ます。
高い効果を発揮する「免震装置」は
こと木造住宅に限っては
あまり相性が良いとは言えないようです。
木造住宅は、RC造やS造にくらべ
とても軽いため
免震装置の作動域を
かなり柔らかく設定する必要があります。
そのため、台風等の強風にも
免震装置が作動してしまい
建物が揺れ続けてしまう
といった思わぬ弊害があるんです。
建物の特徴に合わせて
適切な地震対策を考えていきましょう。
今日は、
‟【木造住宅の耐震と免震、制振の最適解とは!?】
家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編 第36弾”
というテーマで
大規模地震への備えとして
「耐震」「免震」「制振」
それぞれの特徴と木造住宅との相性
について考えてみました。
すべての経験を誇らしく感じ
思わず自慢したくなる
『家づくりヒストリー』を
提供し続ける
あなたにとっての
“オンリーワン・ビルダー”です。
これからも、住まいに関わる
さまざまな話題をはじめ
蓮見工務店、わたしについても
情報提供したいと思います。
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にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を
『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。
ご希望の方は、是非ご相談ください。
また、耐震構造に関しても
『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。
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