リビング横の和室|“いらない”理由と後悔しないためのコツ、おしゃれなレイアウト事例

リビング横の和室|“いらない”理由と後悔しないためのコツ、おしゃれなレイアウト事例

「和室は欲しいが、本格的な和室を作るスペースがない」「和モダンなインテリアのリビングにしたい」という方のために、リビング横の和室についてタイプの種類とメリット・デメリット、スペースの活用方法、広さの目安を詳しく解説します。

間取りを後悔しないためのポイントやおしゃれな成功事例も紹介しますので、ぜひ最後までごらんください。

この記事のポイント
● リビング横に和室を作る(リビングと和室を続き間にする)場合は、和室のタイプそれぞれの特徴やメリット・デメリットを知っておくことが重要です。

● 和室や畳スペースをどのように活用したいのかについて、間取りを考える段階で明確にしておくとマイホームを後悔するリスクを軽減できます。

●「蓮見工務店 + 蓮見建築設計事務所」は、“手作りの家”をモットーに埼玉県で高性能な住宅を数多く手がけています。

目次


リビング横の和室|タイプの種類

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施工事例:『楽しむ家づくり』を満喫する、高性能住宅

リビング横に和室を作る(リビングと和室を続き間にする)場合、主に4つのタイプに分けられます。

それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるので、違いを押さえておきましょう。

小上がり

小上がりとは、部屋の一部分だけ床を一段上げる設計手法です。

メリット・段差部分に腰掛けて立ち上がりやすい
・リビングから和室へホコリなどが入りにくい
・畳下を収納スペースとして活用できる
・間仕切壁や建具がなくても緩やかに空間を区切れる
デメリット・人や物が段差から落ちる心配がある
・リビングから和室まで一気に掃除しにくい(ロボット掃除機を使えない)
・和室の天井高が低くなる可能性がある
・段差を上り下りが負担になる可能性がある(バリアフリーではない)

▶︎おすすめコラム:リビング横に小上がりのある事例|メリット・デメリットと後悔しないためのコツを解説

フラットな畳コーナー

最近増えているのが、リビングの床とフラットな畳コーナーを設ける事例です。

フローリングの上に薄畳(畳マット)を置くだけの簡易的なプランは、賃貸マンションなどでも実現できます。

メリット・フローリング部分と併せて一気に掃除できる(ロボット掃除機を使いやすい)
・段差の上り下りが不要
・段差から落ちる心配がない
・和室も天井高を確保できる
デメリット・リビングから和室へホコリなどが入りやすい
・床に直接座ると立ち上がるのが大変な場合がある

フルオープンタイプ

小上がりタイプ・フラットな畳コーナーのどちらにおいても、リビングスペースとの間に間仕切り壁や襖などが一切ないプランがフルオープンタイプの和室です。

メリット・リビングにいる人とコミュニケーションを取りやすい
・リビングが広く見える
・和室がコンパクトでも圧迫感や閉塞感を抑えられる
・インテリアに和モダンな印象をプラスできる
・和室に窓がなくても明るい
・工事費を抑えられる
デメリット・和室をプライベートな空間(寝室や客間など)として使いにくい
・リビングに来客がある時に和室の中が見える(こまめな片付けが必要)

クローズドタイプ

小上がりの和室やフラットな畳コーナーを襖などで間仕切るプランをクローズドタイプと呼びます。

使い勝手は独立型の和室と似ていますが、リビング横に作る場合はリビングの中を通ってアクセスすることになります。

メリット・和室をプライベートな空間(寝室や客間など)として使いやすい
・和室が片付いていなくてもリビングに来客がある際に慌てない
デメリット・リビングにいる人とコミュニケーションを取りにくい
・リビングが狭く見える可能性がある
・和室がコンパクトだと圧迫感や閉塞感が出やすい
・和室に窓がないと暗くなる
・工事費が高くなる可能性がある

セミクローズドタイプ

フルオープンタイプとクローズドタイプの中間的なプランで、一部を間仕切り壁や造作家具などで区切るスタイルが人気です。

メリット・和室の一部はリビングから見えなくなる
・圧迫感や閉塞感を軽減しながらも、個人のスペースを確保できる
・家具の配置や動線によっては、和室の中がリビングからほとんど見えない
デメリット・リビングにいる人とコミュニケーションを取りにくい
・リビングが狭く見える可能性がある
・和室に窓がないとリビングの窓から入る光が和室の奥まで届かない
・フルオープンタイプより工事費が高くなる可能性がある

▶︎おすすめコラム:【施工事例写真】和室の8つのメリットと4つのデメリット|洋室との違いについても

ポイント
リビング横に和室を作る際は、どんな和室を作りたいのかイメージを膨らませて建築会社と打ち合わせをしましょう。

その際には、和室の使い方(活用方法)や広さの目安を知っておくことが重要です。


リビング横の和室|使い方・活用例と広さの目安

施工事例:三世代で育んだ庭と調和する家

リビング横に和室を作ろうか検討する際には、「どのように使いたいのか」を決め、それに適した広さにする必要があります。

スペースの種類使い方必要な広さの目安
キッズスペース
プレイエリア
子供部屋
・赤ちゃんのおむつ替え、昼寝スペース
・小さいお子さんの遊び場、おもちゃ置き場
2畳以上
※お子さんが2人以上の場合は3畳以上が理想
リビング学習スペース・宿題などをするスペース(親が様子を確認しやすい)2畳
(広すぎると集中できない)
書斎スペース
ワークスペース
・別で部屋を設けるより省スペース
・家事スペースとの距離が近いが、気持ちを切り替えやすい
・リモート会議でも生活空間が画面に映りにくい
2畳
(広すぎると集中できない)
※職種や必要な設備によって3畳以上必要な場合も
リラック(くつろぎ)スペース
セカンドリビング
・フローリングと違い、床に直接座ったり寝転んだりできる
・来客時でもv家族がくつろげるスペースとして使える(クローズドタイプの場合)
2〜4.5畳程度
(1人が寝転ぶには1畳は必要)
趣味スペース・家事の途中で趣味を楽しめる
・リビングにいる家族と会話しながら趣味を楽しめる
2〜4.5畳程度
※趣味の内容や必要な設備によって適した広さは異なる
客間
寝室
・普段はリビングの一部として利用し、来客時だけ客間として使える(クローズドタイプの場合)
・老後など2階への上り下りが大変になったり介護が必要になったりした場合に寝室として使える(クローズドタイプの場合)
4.5畳以上
(寝るスペースと個人がくつろぐスペースを兼ねるため、広めに取る)
※2人以上が利用する場合は6畳以上が理想
フリースペース・敢えて用途を決めず、家族がそれぞれ自由な用途に使える2畳以上
(狭すぎると用途が限られる)

このように、リビング横に和室を作る場合は、最低でも2畳程度の広さが必要になります。

そのため、間取りを検討する際には「2畳の広さを確保してもリビングが狭くならないか」を建築士と相談しましょう。

▶︎おすすめコラム:「子育てしやすい家」の間取りポイント25選|事例写真や補助金情報も

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リビング横の和室|メリット

施工事例:薪ストーブに集う3世代の家

ここで改めてリビング横に和室を作るメリットについてお話しします。

  • 椅子座が主流のリビングに床座のスペースを作れる(リラックスできるスタイルの種類が増える)
  • 多目的なスペースとして活用できる(家具や収納を作りこまないことで、フレキシブルな空間に)
  • 調湿効果がある(畳み表の原料である“い草”は、調湿性が高い)
  • 独立した和室よりも普段使いしやすい(日常生活の動線に和室を取り込める)
  • キッチン・ダイニング・リビングから目が届きやすい(家事をしながら様子をうかがえる)
  • インテリアデザインのアクセントになる(シンプルで和モダンなジャパンディインテリアは世界的にトレンド)

このように、リビング横の和室には、快適性や生活面、デザイン面におけるメリットがあるため、住む方の年齢や家族構成を問わず、幅広い方から支持されています。

▶︎おすすめ:“ジャパンディ”インテリアな住まい〈8つ〉のポイント。事例写真と併せてコツを解説

ポイント
「蓮見工務店+蓮見建築設計事務所」は、無垢材など自然素材の魅力を活かした和モダンな家の事例が豊富にございます。

「リビング横の和室を作るとどんなイメージになるか知りたい」「和モダンな家にしたい」という方は、ぜひ弊社の作品紹介(施工事例)ページをご覧ください。


施工事例


リビング横の和室|“いらない”理由・デメリット、対策

リビング横の和室|デメリットと後悔しないための対策

リビング横の和室についてインターネットやブログ・SNSで調べると「いらない」というキーワードが目につきます。

リビング横の和室にはいくつものメリットがある一方で、家を建てる前に知っておいていただきたいデメリットもあるので注意しましょう。

追加費用がかかる

リビングを作る場合と、リビングの一部を和室にする場合とでは、新築時にかかる建築費用に差が出ます。

和室の造作でかかる追加費用は以下のとおりです。

小上がり・間仕切り壁の造作

4.5畳程度の小上がりで最低でも50〜80万程度の造作費用がかかります。

小上がりの下を収納にしたり、押し入れや床の間などを作ったりするとさらに追加費用がかかるので事前に建築会社に見積もりをとりましょう。

セミクローズドやクローズドのタイプにすると間仕切り壁の造作も必要です。

壁の長さによって追加費用が変わりますが、最低でも幅1.8m程度で内装仕上げ工事を含めて10〜20万円はかかります。

畳・襖・障子の新規製作

和室に欠かせない畳・襖・障子は仕様のグレードによって価格が大きく変わりますので、予算に合うものを建築会社に提案してもらいましょう。

種類費用目安(新規)
ヘリ付き畳(1畳タイプ)※3,000〜20,000/枚
ヘリ付き畳(半畳タイプ)※2,000〜10,000/枚
ヘリ無し畳(1畳タイプ)※10,000〜15,000円/枚
ヘリ無し畳(半畳タイプ)※5,000〜8,000円/枚
琉球畳(半畳タイプ)8,000〜18,000円/枚
戸襖20,000〜40,000円/枚
障子
※目積表の場合

リビングの横に和室や畳スペースを作る際には、「作るプラン・作らないプラン」の見積もりを比較し、費用対効果を確認して間取りに取り入れるかじっくり検討することが重要です。

フラットな畳コーナーやフルオープンタイプにすると、和室にかかるコストを抑えられる可能性があります。

畳や襖・障子のメンテナンスが必要

畳・襖・障子は、定期的なメンテナンスや取り替えが必要です。

種類メンテナンス・交換の期間
・新築から4〜5年程度で「裏返し」▶︎3,000〜5,000円/枚
・「裏返し」から5〜10年程度で「表替え」▶︎4,000〜15,000円/枚(畳表の種類によって変動)
・「表替え」から10〜15年程度で「取り替え(再製作)」
5〜10年程度に1回▶︎片面で3,000〜8,000円/枚、両面で5,000〜15,000円/枚
障子2〜5年程度に1回▶︎2,000〜8,000円/枚

畳・襖・障子のグレードを選ぶ際には、住み始めてからかかる取り替え(再製作費用)も確認しておくと安心です。

リビングが狭くなる

床面積が限られるコンパクトな間取りの場合、和室を作ることでリビングが狭くなる可能性があります。

また、面積的には十分でも、リビングの形状が歪になって家具を配置しにくくなったり動線が複雑になったりする可能性があるので注意が必要です。

リビング横に和室を作る場合は、事前に置きたい家具のリスト(個数・サイズ)を踏まえて間取りを考えましょう。

小上がりは上り下りが必要

小上がりの下に収納を作りたい場合や段差に腰掛けたい場合、周囲の床との段差は「30~40㎝」程度に設定します。

一見、上り下りはそれほど大変ではないように感じるかもしれませんが、戸建住宅の階段1段の高さは18~20cm程度なので、小上がりを頻繁に上り下りすると負担に感じる可能性があります。

和室へ頻繁に出入りする可能性がある場合や、高齢の方が利用する場合は、小上がりの段差に問題がないか間取りを検討する段階で十分シミュレーションしましょう。

段差部分に将来、手すりをつけられる壁を設けておくプランもおすすめです。

フラットタイプはホコリが入りやすい

周囲の床とほとんど段差がなく、出入りが楽な点はフラットな畳コーナーの魅力ですが、人の滞在時間が長いリビングに隣接していると、どうしてもホコリやチリなどが畳の上まで広がります。

畳の上で赤ちゃんを遊ばせたり、大人の方が寝転んでくつろぎたい場合、衛生面で床の汚れが気になるという方は少なくありません。

畳表にホコリやチリがあると、カビやダニの繁殖原因になるので注意が必要です。

畳をこまめに拭き掃除したい方は、防カビ・防ダニ効果があり撥水性が高いDAIKEN畳など“い草”ではない素材を原料とした畳もおすすめです。

参考:大建工業|DAIKEN和紙畳

カビ・ダニに注意が必要

畳は調湿性能がある反面、湿度の高い環境下ではカビ・ダニの温床になる可能性があります。

種類発生条件
カビ菌①温度20〜30℃
②湿度70%以上(空気中の湿度ではなく畳の中などの湿気)
③栄養分となるホコリ・食べかす・皮脂などの有機物
④酸素
ダニ①温度20〜30℃
②湿度60〜80%以上(空気中の湿度ではなく畳の中などの湿気)
③栄養分となるホコリ・食べかす・皮脂などの有機物
④酸素

カビとダニの発生条件には共通点が多いため、「畳の表面にカビが生えていると、畳の中にダニが潜んでいる」というケースは珍しくありません。

カビやダニの繁殖を防ぐためには、こまめな掃除と湿気をこもらせないための換気が必要です。

車椅子・杖は畳が痛む

直接座ったり寝転んだりすると気持ちの良い畳は、適度な硬さで腰や膝などの負担が軽く、バリアフリーの観点から採用される事例もあります。

ただし、畳の上で車椅子や杖を使うと、“い草”が切れて畳表がすぐに傷んでしまう可能性があります。

畳の上にラグやマットを敷けば、車椅子や杖によるダメージを軽減できますが、ラグ・マットの端でつまづいて転んでしまうリスクがあるのであまりおすすめできません。

頻繁に出入りしないのであれば、和室を小上がりにすることで座って上り下りしやすくなります。

ただし、その際には部屋を使う人の身長などに合わせた段差の検討が必要です。

使わなくなる可能性がある

ブログやSNSを見て一番多い後悔の理由が、「リビングの横に和室を作ったものの、全然使わない」という口コミです。

新築の時にプランを検討していると、「和室があると何かと便利そう」「和モダンな家にしたいから畳や障子をプランに取り入れたい」という方は多いですが、その際には必ず”誰が・いつ・どのように”和室を使うか、ご家族でじっくり話し合うことをおすすめします。

施工事例


【おしゃれなレイアウト&デザインの成功事例】リビング横の和室

「蓮見工務店+蓮見建築設計事務所」では、これまでリビング横に和室がある住宅を数多く手がけてきた実績があります。

その中からいくつか抜粋して設計のポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【クローズド】リビングにつながる本格和室

和室を作る際の注意点
施工事例:ビルトインガレージと木塀のある家

こちらはリビングの横に4.5畳の和室を作った事例です。

1畳ほどの押入れも備えていて、襖でリビングとの間を仕切れるようになっているため、客間としても活用できます。

和室には2方向に地窓(じまど)※を取り付け、優しい陽の光が和室に射し込むように工夫しました。

※地窓:床面に接するように設置する窓で、強い直射日光が入りにくく、床に座っていても外の景色を眺められるため、和室との相性がいい。

【フルオープン・小上がり】開放的な小上がり和室

施工事例:田園風景に癒される焼杉板張りの家

こちらは、大きな窓を2面に取り付けた開放的な小上がりタイプの和室です。

広さは3畳とコンパクトですが、開放的で明るい光に包まれます。

外を眺めながら読書や書き物を楽しめるカウンターテーブルや、ニッチタイプの飾り棚など、職人の技術が詰まった事例です。

【フルオープン・小上がり】ダイニングスペースを兼ねた和室

リモートワークスペースのタイプは?
施工事例:吹抜け空間が家族を繋ぐ、明るいリビングの家

こちらは、小上がりの高さに合わせて対面キッチンのリビング側にカウンターを取り付けた事例です。

小上がりの段差に腰掛けてカウンターで食事をとることもできます。

和室に繋がれるリビングの上を吹き抜けにし、開放的な空間に仕上げました。

テレビ台との位置関係にもこだわり、畳の上に寝転びながら鑑賞することも可能です。

【フルオープン・小上がり】モダンな和室

施工事例:大屋根と丸太架構の家

こちらはダイナミックな丸太の梁が印象的な事例で、キッチン・リビングの2方向からアクセスできる場所に一段上がった畳スペースを作りました。

吹き抜けの上は2階のフリースペースと繋がっているので、上下で会話を楽しめます。

畳スペースは和の印象が強くなりがちですが、こちらの事例のように無垢材を基調としたインテリアと組み合わせると、和と洋のデザインが自然に溶け合います。

【フルオープン・フラット】バリアフリーですっきりとした和室

施工事例:吹抜玄関と深い軒下空間のある家

こちらはリビングのフローリングと畳のスペースを完全にフラットにした事例です。

たっぷり収納できる吊り戸棚によって、雑然としがちなリビングでもすっきりきれいに保てます。

収納の上下に間接照明を設置し、高級感や落ち着いた印象を演出した点もポイントです。

ポイント
「蓮見工務店+蓮見建築設計事務所」は、“リビング横に和室のある住宅”を多数設計施工してきた実績があります。

「和室を作ろうか迷っている」という方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。

作品紹介(施工事例)ページでは、雑誌に掲載された住宅もご覧いただけます。


施工事例


リビング横の和室を“後悔”しないための成功ポイント

リビング横の和室がある家づくりの成功ポイント
施工事例:三世代で育んだ庭と調和する家

リビング横の和室を後悔しないためには、デザインや間取りだけではなく、住宅性能にもこだわりましょう。

フルオープン・セミクローズドタイプは「断熱性能」が重要

フルオープン・セミクローズタイプの和室にする場合は、家の断熱性能にもこだわりましょう。

なぜなら、リビングと合わせると部屋の容積が大きくなり、家の断熱性能が不十分だとうまく室温調節できないためです。

高断熱住宅は、空調設備に頼らずとも、室温を一定に保てます。

2025年は「子育てグリーン住宅支援事業」を利用すると、お得に高断熱住宅を建てられますので、ぜひお気軽にご相談ください。

▶︎おすすめコラム:話題の“付加断熱”は果たしていいのか?メリット・デメリットを徹底解説

▶︎おすすめコラム:【2025年補助金】子育てグリーン住宅支援事業|概要と申請時の注意点を簡単解説

収納力も重要

リビング横に和室や畳スペースを配置する場合は、収納力についても検討しましょう。

特に和室の中がリビングからよく見えるレイアウトにする際には、和室がいつのまにか“物置き”にならないように、十分な収納スペースを設ける必要があります。

一般的な押入れだけではなく、クローゼットや小上がり下収納も採用可能です。

ただし、収納スペースを広く取りすぎるとデッドスペースになるので、空間の活用方法に合う収納計画にしましょう。

和風・和モダンなインテリアと合う造作収納や造作家具もおすすめです。

▶︎おすすめコラム:【注文住宅】造作収納のメリット・デメリットと空間別施工事例

窓の大きさ・方角もチェック

リビングの横に和室を作る場合、窓の大きさや位置、方角にも気をつけましょう。

南側にリビングを配置して横並びに畳のスペースを設け、そこにも大きな窓をつけると、すぐに畳が日焼けして劣化してしまう可能性があります。

逆に、全く窓をつけないとリビングとの位置関係によっては和室が真っ暗になるかもしれません。

和室や畳スペースにおすすめなのは、窓から差し込む光が柔らかい北向きの窓や、直射日光が入りにくい地窓です。

▶︎おすすめコラム:【建築士解説】北側のリビングはダメ?メリット・デメリットと後悔しないための間取りポイント

インテリアデザインの統一感・調和が重要

リビング横に和室を作る場合は、それぞれの空間が調和するようにデザインの統一感を意識しましょう。

和室・洋室に寄りすぎるデザインを組み合わせると、それぞれがぶつかり合ってまとまりのない印象になりがちです。

おすすめのデザインは、無垢材を基調としたウッドデザインです。

障子や格子など“和”の雰囲気を持つデザインと、無垢フローリングなど“洋”の雰囲気を持つデザインとを無垢材で統一することにより、おしゃれで洗練した空間に仕上がります。

▶︎おすすめコラム:【和モダンな平屋】おしゃれな実例で見る「間取り・内装・外観」デザインのポイント

▶︎おすすめコラム:【建築士解説】無垢材の住宅|デメリットと床・家具・壁・天井に取り入れるための対策


まとめ

リビング横に和室を作る(リビングと和室を続き間にする)場合は、和室タイプそれぞれの特徴やメリット・デメリットを知っておくことが重要です。

また、和室や畳スペースをどのように活用したいのか、間取りを考える段階で明確にしておくことで、マイホームを後悔するリスクを軽減できます。

何十年も安心安全に住める家を建てたい方は、「土地選び・間取りのプラン・住宅性能」の全てにこだわった家づくりを実現させましょう。

デザインと性能、快適さの全てを持ち合わせた家を埼玉県で新築・リノベーションしたい方は、注文住宅の事例が豊富な「蓮見工務店」にお任せください。

 

施工事例

 

監修者情報

蓮見幸男

蓮見幸男

住まいの知恵袋、家づくり問題解決仕事人

住宅に関するさまざまな事柄(耐震・温熱・耐久性など)を計算やシミュレーションにより可能な限り〝見える化"し、安心・快適な唯一無二の住まいをリーズナブルにお届けしたいと考えています。

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