埼玉の平屋注文住宅|土地・新築の費用目安、中古住宅との違い、おしゃれな施工事例

埼玉の平屋注文住宅|土地購入・新築の費用目安、中古住宅と迷った際のチェックポイント、おしゃれな施工事例

これから埼玉で平屋を建てたい方へ、新築注文住宅の費用目安について実際のデータから具体的な相場を紹介します。

おしゃれな施工事例写真をまじえて、土地費用や新築坪単価、中古物件のマーケット傾向を詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事のポイント
● 埼玉県で平屋建ての注文住宅を建てたい方は、必要な面積・建築コストと地価の相場を把握することから始めましょう。

● 埼玉県は中古住宅の市場も活発ですが、その多くは購入後のリノベーションが必要です。

● 家を新築するか中古物件を購入するか迷った際は、それぞれのメリットとデメリットを比較しましょう。

●「蓮見工務店 + 蓮見建築設計事務所」は、“手作りの家”をモットーに埼玉県で高性能な平屋建て住宅を数多く手がけています。

目次


平屋の広さ・面積目安

施工事例:三世代で育んだ庭と調和する家

平屋建ての家を建てる際は、まず家族の人数に合わせて必要になる居住スペースの目安を知ることが重要です。

国土交通省が公表している「住生活基本計画」で示されている「一般型誘導居住面積水準」を見ると、家族の人数ごとに必要な床面積の目安がわかります。

家族の人数一般型誘導居住面積水準における床面積目安
2人世帯75㎡(22.7坪)
※25㎡×世帯人数+25㎡
3人世帯100㎡(30.3坪)
4人世帯125㎡(37.9坪)
※3歳未満のお子様は0.25人、3歳以上6歳未満のお子様は0.5人、6歳以上10歳未満のお子様は0.75人として算定します

【永久保存版】平屋住宅は何坪必要?家族構成・間取り・土地の広さから知る床面積の目安を求める方法のコラムでは、間取り別の面積目安や必要な敷地面積の求め方について解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。


施工事例


埼玉の住宅新築にかかる平均費用

敷地面積から建築可能な平屋面積を求める方法も|土地20・30・40・50坪
施工事例:木製デッキ越しに庭をのぞむ平屋の家

埼玉県は東京都内への通勤アクセスがよく、自然がまだまだ残る住みやすい人気の高いエリアです。

そんな埼玉県で家を建てたいとお考えの方のために、住宅建築費用と土地取得費用の目安を紹介します。

住宅建築費用の目安

国土交通省の住宅着工統計データによると、埼玉県内の平均住宅新築費用は以下の通りです。

対象エリア平均新築費用
(木造・一戸建て・持ち家)
全国2,758万円
(81.2万円/坪)
埼玉県内2,604万円
(76.9万円/坪)
(参考:国土交通省|住宅着工統計2024年|(新築住宅)利用関係別、構造別、建て方別(住宅の工事費)
ポイント
近年、埼玉県内は東京都を含む首都圏平均に比べて、少々リーズナブルに家を建てられる傾向が続いています。


土地取得費の目安

2024年の埼玉県内における住宅地の平均地価は、「51.5万円/坪(15.6万円/㎡)」と都道府県別ランキングで第8位に位置しています。

ちなみに住宅金融支援機構・フラット35の利用者調査では、埼玉県内で家を建てた方が取得した敷地平均面積は91.7坪(302.5㎡)です。

参考:フラット35利用者調査|2023年度集計表|注文住宅

これらの情報を踏まえると、埼玉県で平均的な家を建てる場合の土地取得費用目安は以下のようになります。

91.7坪×51.5万円=4722.6万円

ただし、埼玉県内でもエリアによって平均地価に40万円程度差があるため、予算計画を建てる際には済みたいエリアを絞って価格を調査することが重要です。

ちなみに、2024年に埼玉県で実際に売買が成立した土地(宅地および宅地見込地)の平均価格は「2,581.3万円(38.9万円/坪)」と、平均地価と差があります。

参考:国土交通省|不動産情報ライブラリ

ポイント
埼玉県の地価は県内全域で上昇が続いています。

特に近年は東京の地価上昇に引き上げられるように、上がり幅が増えている自治体が増えているのが現状です。


土地+新築費用合計の目安

土地+新築費用合計の目安
施工事例:田園風景に癒される焼杉板張りの家

様々な最新データを総合的に見ると、埼玉県で平屋建ての家を建てる際にかかる費用の目安は以下の通りです。

【設定】床面積=40坪/敷地面積=80坪(建蔽率50%)

土地購入費用38.9〜51.5×80坪=3,112〜4,120万円
▶︎約3,100〜4,100万円
住宅新築費用(木造)76.9万円×40坪=3,076万円
▶︎約3,100万円
諸経費(土地購入費用+住宅新築費用)×10〜25%(※)
合計額約6,800〜8,900万円
(上記金額はあくまでも目安です。)

※不動産登記やローン手続き、仲介手数料、入居費用などにかかる諸経費の割合

ただし、上記費用はあくまでも平均値から算出したものであり、“絶対値”ではありません。

地価の幅が大きい埼玉県では、ご予算に合う平屋の注文住宅を建てられる可能性が十分期待できます。

▶︎おすすめコラム:
「平屋はやめたほうがいい」は本当?12の理由と対策|2階建てと迷った時のチェックリストも

施工事例


埼玉県における中古住宅のマーケット傾向

埼玉県における中古住宅のマーケット傾向
施工事例:薪ストーブに集う3世代の家

埼玉県は首都圏内であることから、中古住宅のマーケットも活発です。

そのため、マイホーム購入を検討している方の中には「新築と中古で迷っている」という方もいらっしゃるでしょう。

ここでは埼玉県内の中古住宅市場について最近の傾向を紹介します。

物件相場

公益財団法人・東日本不動産流通機構(通称:レインズ)のデータによると、2024年に埼玉県内で売り出された中古戸建住宅の平均価格は以下の通りです。

売買が成約した物件2,522万円
(土地150.30㎡/建物103.50㎡)
新規で売り出された物件2,726万円
(土地157.05㎡/建物102.31㎡)
(参考:レインズデータライブラリ|2024年01月〜12月

上記の価格は首都圏平均より低い水準であることから、東京・千葉・神奈川と比べてリーズナブルに戸建住宅を手に入れられます。

築年数

公益財団法人・東日本不動産流通機構(通称:レインズ)のデータでは、2024年に埼玉県内で売り出された中古戸建住宅の平均築年数は、成約物件で「23.32年」、新規登録物件全体では「24.76年」です。

参考:レインズデータライブラリ|2024年01月〜12月

戸建住宅は新築から20年も経つと、屋根・外壁などの屋外や、水回りなどの設備機器、内装に至るまで、何かしらの改修が必要になります。

つまり、市場へ出回る中古戸建住宅の多くは、購入と併せてリノベーションが必要になるということです。

リノベーション費用の目安

中古の戸建住宅を購入する場合は、物件価格に加えてリノベーション費用も予算に組み入れる必要があります。

埼玉県で売り出されている中古物件の平均建物面積102.31㎡≒31坪の場合、以下の改修費用がかかる可能性があります。

工事範囲費用目安
室内のフルリノベーション
(間取り変更・設備交換・内装工事)
1,900〜2,790万円程度
(60〜90万円/坪)
外壁塗装60〜110万円程度
屋根工事(カバー工法)80〜120万円程度
耐震補強工事(※)150〜300万円程度
(上記金額はあくまでも目安です。)

※1981年以前に建てられた旧耐震基準建物や、その他耐震性の低い新耐震基準建物は、耐震補強を必要とする可能性があります。(参考:埼玉県|耐震補強のカルテ

ポイント
住宅のスタイルを「平屋建て」に限定すると、中古物件の選択肢はかなり限られます。

2階建ての家を減築(一部を取り除く工事)することもできますが、費用がかかるため慎重に検討しましょう。


施工事例


埼玉県の平屋住宅「新築・中古」で迷った時のポイント|メリット・デメリット

埼玉県の平屋住宅「新築・中古」で迷った時のポイント|メリット・デメリット
施工事例:穏やかな環境で紡ぐ、平屋での豊かな暮らし

埼玉県で平屋住宅を手に入れたい方で、新築するべきか中古物件を購入してリノベーションすべきか迷っている方は、それぞれのメリットとデメリットをじっくり比較しましょう。

新築住宅のメリット・デメリット

【メリット】

  • 既存建物がないため地盤改良しやすい(費用を抑えられる)
  • 間取りやデザインの自由度が高い(制約が少ない)
  • 中古物件よりも住宅ローン減税の対象となる借入上限額が多い
  • 引き渡しを受けた後(最終金支払い後)すぐに入居できる
  • 早い段階でトータルコストを把握しやすい
  • 長期優良住宅などの高性能住宅は、寿命が長い

参考: 国土交通省|住宅ローン減税

▶︎おすすめコラム:
長期優良住宅の後悔理由と対策|知っておくべきメリット・デメリットを徹底解説

【デメリット】

  • 中古物件よりも立地環境の選択肢が少ない
  • 基本的には、中古物件を購入してリノベーションするよりコストがかかる
  • 入居するまでの期間が長い

中古住宅のメリット・デメリット

【メリット】

  • 新築よりも立地環境の選択肢が多い(ただし、平屋に限定すると選択肢が少ない可能性も)
  • 基本的には、土地を購入して新築するよりもコストを抑えられる
  • 新築よりも入居するまでの期間が短い

【デメリット】

  • 既存建物がある状態で地盤改良する場合は費用が割高な可能性がある
  • 新築よりも間取りやデザインの自由度は低い(構造上の制限がある)
  • 新築よりも住宅ローン減税の対象となる借入上限額が少ない
  • 引き渡しを受けた後(最終金支払い後)でないとリノベーションに着手できない
  • 早い段階でトータルコストを把握しにくい(工事が進むにつれて追加費用が発生する可能性も)
  • 高性能な新築住宅(長期優良住宅やZEHなど)と同じくらいの寿命にするためには費用がかかる
ポイント
平屋住宅を新築するか中古住宅を購入してリノベーションするかは、ライフスタイルや予算、タイミングによって最適な回答が異なります。

蓮見工務店はお客様一人一人の理想に寄り添い、注文住宅の新築からリノベーションまで「高いデザイン性と住宅性能」にこだわっています。

雑誌掲載事例も多数ありますので、デザイン・間取り・性能を全て妥協しないマイホームを手に入れたい方は、お気軽にご相談ください。


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まとめ

埼玉県で平屋を建てたい方は蓮見工務店へご相談ください
施工事例:『楽しむ家づくり』を満喫する、高性能住宅

埼玉県で平屋建ての注文住宅を建てたい方は、家族構成に合う面積の家を建てられる土地を探しましょう。

中古住宅を購入して理想通りにリノベーションする方法もあります。

まずは新築・中古両方のメリットとデメリットを知ることが重要です。

デザインと性能、快適さの全てを持ち合わせた家を埼玉県で新築・リノベーションしたい方は、注文住宅の事例が豊富な「蓮見工務店」にお任せください。

 

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監修者情報

蓮見幸男

蓮見幸男

住まいの知恵袋、家づくり問題解決仕事人

住宅に関するさまざまな事柄(耐震・温熱・耐久性など)を計算やシミュレーションにより可能な限り〝見える化"し、安心・快適な唯一無二の住まいをリーズナブルにお届けしたいと考えています。

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