スタッフインタビュー1

良い住宅はお客様と一緒に作る!
「理想の暮らし」を実現する蓮見工務店の考え方

蓮見工務店では、さまざまなインタビューを通して蓮見工務店のことを知っていただきたいと考えています。
「一生に一度の大きな買い物」といわれる家づくりを、どこに任せればいいのか分からなくて不安なかたもいらっしゃると思います。
そんなかたに「蓮見工務店はどのような工務店なのか」が少しでも伝われば幸いです。

今回は、代表取締役である蓮見幸男に蓮見工務店が家づくりで大切にしている考えについて聞きました。

蓮見 幸男 (53) 代表取締役・管理建築士

都市計画から集合住宅まで様々な業務の中で建築と関わってきた経験をいかし、広い視野から住宅の設計に携わる。住宅を取り巻く様々な環境 (微気候、微環境) を研究。

生年月日  昭和39年 7月16日

お客様と協力し合う!
コミュニケーションを大切にしてお客様満足度の高い家づくりを実現する

―これまでの経歴を教えてください

平成2年に筑波大学の環境デザインという専攻を卒業後、設計事務所に12.3年勤めていて、おもに都市計画と公共建築物の設計を行なっていました。
当時は公共相手の仕事が多く、木造注文住宅を専門に行なっていた蓮見工務店の仕事とは少し畑違いでしたが、ものづくりの基本的な部分のつながりはありました。
とは言っても、「公共建築物」と「木造注文住宅」とでは、かなり大きな違いがあるので、その部分を埋めているのが弟です。
弟は筑波大学の建築デザインという専攻を卒業後、10年間、住宅や社寺を専門としている設計事務所に勤めていました。
なので、木造のことには弟の方が詳しいです。
実際に「木造注文住宅」を建てるようになって感じたのが“住宅の奥深さ”です。
公共建築や社寺は7〜8割の人が良いと思えば正解だと言えるんですが、住宅の場合は9割の人が良いと思っても、住む人に良いと思ってもらえなければ正解ではありません。

―住む人に満足いただけるために意識していることはありますか?

お客様とのコミュニケーションを一番に考えて仕事をするようになりました。
設計の打ち合わせは、女性のかたがメインで話が進むことが多いです。
女性は「生活の中での利便性」を見ることにはすごく長けているんですが、「住宅全体の住み心地」に関してはあまり目が行き届かない場合も多いんです。
そういったときは、実際に住んでみた後に「思ったより音が気になる」といった「住み心地」に関する意見を旦那さんからいただくことがあります。
打ち合わせの段階で、お客様が求めている利便性と住み心地をどこまで汲み取れるかが大切だと思っています。

―打ち合わせのときに意識していることは?

まずはこれまで建てた家の事例を見ていただくことが最初のステップだと考えています。
その後に、過去にお客様からいただいた要望、実際に住んでみてからいただいた意見を紹介するようにしています。
今までうちで家を建ててくださったお客様からの意見を蓄積していけるように心がけています。
あとは、先ほどの話にもあったように、お客様にとって不正解であればそれは住宅として不正解です。
良い住宅を建てるためには、お客様と一緒につくっていく意識が大切だと考えています。
僕たちは「設計のプロ」ですが、僕たちだけでは良い住宅はつくれません。
お客様にも「生活のプロ」という意識を持ってもらいたいという話は毎回打ち合わせの段階でさせてもらっています。
お互いがプロの意識を持って協力し合える関係がベストです。
お客様は、家を建てたい!と思って来られるので、どうしても少し前のめりの部分がありますが、なるべく設計の時間を長くとっていただくように話をさせてもらっています。
1〜2回の打ち合わせで進めてもそれなりに満足はしてもらえると思いますが、「ああでもない、こうでもない」という時間が長ければ長いほどお客様の満足度が高くなると認識しています。

―事例以外でお客様にイメージしていただく工夫はありますか?

今はソフトが発達しているので、3Dの絵を描けるソフトを使ってイメージしてもらうようにしています。
また、最近は東日本大震災、熊本地震があったことも影響して、お客様が耐震性能に関心を持っておられることが多いです。そのため、耐震性能もソフトを使って数値化し、客観性を持たせるようにしています。
耐震性と温熱環境に関しては特に、事前にしっかりとお客様にシミュレーションを見ていただくようにしています。

「町の定食屋さん」のように、
お客様に合った“こだわりの一品”を提供する工務店になりたい

―デザイン力に自信があるということですか?

デザイン力に自信はあります。
僕も弟も、もともと意匠系のアトリエ事務所といわれる設計事務所にいたので、そこでの経験を活かしてデザインしています。
ただ、デザインには好みがあるので、僕らが建ててきた家を見て「違う」と思うかたもたくさんいらっしゃると思うんです。
そういう意味では、僕らがつくる家のデザインに魅力を感じてくださったかたに対して「一品」を提供しています。

―蓮見工務店が建てる家の特徴は?

木をふんだんに使っているところ、手作り感があるところだと思います。
手作り感は肌感覚でしか分からない部分なので言葉で説明するのは難しいん
ですが。例えば、ものづくりの多くは、誤差を許容するための「逃げ」というものを設けます。そこを、うちの場合は手作り感を出すために「逃げ」を少なくする工夫をしています。
手作り感を表現するには、誤差なく材料を加工する技術が必要です。そのため、正直すごく手間がかかるんですが、自慢の大工の技で実現しています。
そういった細かい部分のこだわりを空間に詰め込むことで初めて手作り感を表現できるんです。

家現場まで足を運んで「暮らし方」まで考えた住宅を提供する蓮見工務店

―会社として大切にしている考え・想いを教えてください

工務店として当然責任を持たなければならないんですが、こちらの言うことが100%正解だとは思っていません。
いろんなお客様からアイディアをいただくこともありますし、日々新しい技術も増えていくので、しっかりとアンテナを張っておかなければならないと思っています。
インターネットが普及したこともあり、お客様自身が勉強するようになっているので、最近は一層「お客様と一緒に勉強して良い住宅を作っていきたい」という想いが強まりました。
お客様のいろんな意見を取り入れさせてもらいながら、僕たちの経験を活かして情報の整理をし、全体をコーディネートすることが大切だと思っています。
あとは、地場ならではの強みをいかして、周辺環境などにしっかりと目を向けて設計していきたいと思っています。
現場まで足を運んで、そこで日当たりや風の流れなどを考慮して設計ができるのが強みだと思いますし、大切にしていきたいところです。

―最後に、これから家を建てようと考えている人にメッセージをお願いします。

予算など、いろんなご要望があると思いますが、「暮らし方」をイメージした上で家を考えてもらうのが一番だと思います。

そのためにも周辺環境を意識した家づくりが大切です。

例えば、リビングからどんな景色が見えてほしいのか、どんなふうに家族と集いたいのか、近所のかたとの距離感はどれくらいがいいのかなど、家を建てる前に「理想の暮らし方」を考えるべきだと思います。

そして、自分たちが思い浮かべる暮らし方を実現してくれそうな工務店や設計事務所はどういうところなのか、情報収集することが重要だと思います。

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