能登半島地震のデータと「Wallstat」解析から判ったこと

様々な観点から『微動探査』の重要性が明らかになってきました。

 

 

いつも読んでいただいて

ありがとうございます。

 

 

埼玉県北本市で

『楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“家づくりの知恵袋、
すまいの問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

北本市 H邸 アウトドアリビング(2009年竣工)

 

 

家づくりのこと

蓮見工務店のこと

そして、わたしのことを

 

少しでも知って貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が524回目です。

 

 

今日は日曜日ですね。

週休一日の蓮見工務店では

週に一度の貴重な休日です。

 

※労働基準としてはマズいのでしょうね。

でも、職人の世界ではスタンダードです。

働き方改革で、このあたりにも

変化が起きるのでしょうか。

 

 

わたし自身は、今週も仕事してますが

なんとなく、日曜日というだけで

リラックスした気分でいられます。

 

なにしろ、電話が鳴りませんし

メールやチャットもほとんど入らないので

自分のペースで仕事が出来ます。

 

 

ただ、今後はお客様ファーストで

日曜日営業で、平日のどこかで

お休みをいただく

というのも検討しようと思っています。

 

 

それにしても先週は寒くて

春彼岸だったにもかかわらず

冬のぶり返しのような気候でした。

 

被災地でも,風雪が厳しく

大変な一週間だったと思いますが

 

今週は、ようやく春の訪れが確実になり

各地から「桜のたより」が

聞かれることになりそうです。

 

被災者の方にとって、今年の桜は

生涯忘れることの無いものに

なるのでしょうね。

 

 

 

さて今日の話題は

能登半島地震について

 

その地震動と、建物の耐震性能ごとの

被害状況をシミュレーションした

興味深い報告が

 

京都大学の中川貴文先生から

投稿されましたので

ご紹介したいと思います。

 

 

 

中川先生は

パソコン上で振動台実験を行うように

木造住宅の耐震性を確認できる

フリーソフト『Wallstat』の開発者です。

 

 

今回も、そのWallstatを使って

建築基準法が求める耐震強度の

20%のものから、

3.5倍(耐震等級でいえば11)のものまで

9種の解析モデルを作成し

 

能登半島各地で実際に計測された

地震波のデータを入力して

その結果を解説していただいています。

 

 

①先ずは、穴水町(震度7)に設置された

防災科研の地震計の記録データ(K-NET穴水)

を元に作成したものです。

 

 

 

 

速度応答スペクトルデータにおいて

1秒付近の大きさが

木造住宅の被害と関連性が高い

といわれていて

 

穴水町では多くの木造住宅の倒壊が

確認されています。

 

 

 

②つぎは、志賀町(震度7)にある

防災科研の地震計のデータ(K-NET富来)です。

 

 

 

 

この地域の地盤の特徴として

1秒付近の速度応答が比較的小さく

シミュレーション結果でも

すべてのモデルで倒壊に至っていません。

 

報道でも『奇跡の街』と呼ばれ

ほとんど建物被害が出なかった地域も

この志賀町にある、赤崎地区です。

 

 

 

③④最後に、同じ輪島市中心部で

離隔距離が1㎞ほどの2つの地域の解析です。

 

③K-NET富来(震度6強)

④JMA輪島鳳至(震度6強)

 

 

 

 

 

 

 

 

どちら地区の速度応答スペクトルも

1~2秒付近の速度応答が大きいのですが

JMA輪島市鳳至の方がより大きいことが

倒壊する壁量のレベルの差に表れています。

 

また、JMA輪島市鳳至では

2~3秒にも大きなピークがあり

 

2007年に発生した地震による

躯体へのダメージで

よりそのピークに

影響を受けやすくなっていたことも

想像されます。

 

 

今回の中川先生の報告から

得られる考察は

 

①いずれの地震波データにおいても
耐震等級3以上の強度は有効である。

 

②同様の震度階でも、其々の速度応答によって
被害の発生状況は大きく異なる。
特に木造住宅においては1~2秒の速度応答の
影響がとても大きい。

 

③近接地域でも、地震データはかなり異なるので
現地の地盤状況を確認できる「微動探査」が
より重要性を増しそう。

 

④既存住宅においては、過去の地震によるダメージで
固有の周期に変化(より長く)が出ているはず。

建物ごとの耐震強度を考察する場合にも
「微動探査」の活用は有効になる。

 

といったことかと思います。

 

わたしも早速

「微動探査」の調査・データ解析の

知識を身に付ける

【耐震実測マイスター(微動探査)講座】に

申し込みました。

 

 

 

今日は、

‟能登半島地震のデータと「Wallstat」解析から判ったこと”

というテーマで

中川貴文先生の

解析報告から得れた考察について

お話させていただきました。

 

 

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

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これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

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