【高性能の先の”心地よさ・美しさ”を解くカギとは!?】 性能編 Vol.49

 

90:30を採り入れた堀部安嗣氏の自邸(OMソーラーHPより)

 

 

いつも読んでいただき

ありがとうございます。

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

 

こんなお家つくってます。

 

北本市 T邸 和室(2012年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が903回目です。

 

 

昨日、一昨日と

「チルチンびと地域主義工務店の会」の

定期総会&石場建て現場見学会に

参加して来ました。

 

普段は、この会合はサボりがちで

運営元の「風土社」の山下社主さんから

 

「あら、蓮見さん、久しぶり」

なんていわれてしまいました。(汗)

 

 

今回は、総会のセミナー講師として

私の大学時代の友人である

 

建築家の堀部安嗣さんが登壇するので

参加させて貰った次第。

 

 

他にも

「渡り顎工法」で有名な、丹呉明恭さんや

 

堀部君の師匠で

先日のブログで紹介した

「金山火葬場」の設計者、益子義弘先生も参加され

 

とても豪華な顔ぶれの定期総会となりました。

 

 

 

 

懇親会では、久しぶりに堀部君と

ゆっくりと話が出来て

とても楽しい時間となりました。

 

大学時代に、あしげく通った

定食屋さんの話とか

 

同級生の最近の動向など

他愛もない話ばかりなのですが

 

それが、凄く心地よいのですよね。

 

 

途中から、堀部君の弟弟子で

「ホテリ・アアルト」の設計にも携わった

建築家の宗像秀展さんも合流して

 

金山火葬場やホテリ・アアルトなど

益子先生の建築談議に

花を咲かせました。

 

 

それと、堀部君がお願いしている

家具作家の、傍島浩美さんが

 

私の地元で活動されている

という話が出て、ビックリ。

 

 

善は急げとばかり、

その場で、電話を掛けて貰い

 

近々アトリエにお伺いさせて頂く

約束もさせて貰いました。

 

傍島さんのアトリエ「hao & mei」

haoandmei

 

 

 

『会社の成長は、社長の移動距離と
逢った人の数に比例する』

 

という言葉を実感する

とても楽しく、

有意義な会合となりました。

 

 

さて、毎週土曜日は

 

“家づくりを『学ぶ』ブログ・性能編”

~暮らしを守る耐震/温熱"いろはの"~

 

をテーマにブログを書いています。

 

今日はその49回目

【高性能の先の”心地よさ・美しさ”を解くカギとは!?】

をおとどけします。

 

 

ここ数年の気候変動

特に、夏の異常な暑さは

 

「心地よさ」と「美しさ」の両立を

かなり難しくしていると感じます。

 

 

太陽高度が上がり切る「夏至」より

だいぶ前の5月くらいから

「秋分の日」を過ぎた10月まで

 

30℃超の真夏日になることが

多くなりました。

 

太陽高度が低いと

軒の深さで、直射日光を遮ることが

難しくなり

 

どうしても、窓の少ない

閉鎖的な住まいに、なりがちです。

 

 

そんな状況に対する

解決策のヒントとなるのでは?

という提案を

 

今回のセミナーで、堀部君が話していたので

ご紹介します。

 

最前列中央には、益子先生がいらっしゃいました。

 

住宅のプランを、90:30の組み合わせで

考えていくというもの。

 

90とは、高気密・高断熱な環境で設えられた

いわば堅固なシェルターのような空間。

 

30とは、外部との中間領域のような場所で

開放的かつ繊細なデザインが取りうる空間。

 

 

90の空間は、住環境を安全・快適に調え

家族の日常を、健康的に支える役割。

 

当然ながら、多方面で高性能であるが

特に「蓄熱性」と「調湿性」が

重要なファクターとなりそう。

 

デザイン的には、

必然的に開口部が制限的のなるので

30空間との連携を意識したい。

 

 

30の空間は、緩やかに外部を遮断する

90の環境に至る「バッファーゾーン」。

 

そのバッファーゾーンは

夏は日射遮蔽、冬はダイレクトゲインを

効果的に調整する装置ともなる。

 

なにより、デザインの選択肢が多く

閉鎖的になりがちな、高性能住宅とは一線を画し

 

住宅のファサードを調える役割を果たす。

 

 

30の空間があることで

90に居ても、外部空間が意識出来て

息苦しさを感じない。

 

90の安定した環境があることで

30に居ることが、

安心して快適に感じるられる。

 

そんな相乗効果も得られる組み合わせ

との提案でした。

 

 

堀部君は学生時代から

情緒にうったえるような

課題制作をしていましたが

 

その根底にある考えは

とても合理的かつ確信に満ちたものでした。

 

 

40年近くたった今では

その出来栄えは

当時とは比べるべくもない程

素晴らしいものですが

 

芯となる考え方に、当時を重ねながら

聴くことが出来たのは

とても嬉しい時間でもありました。

 

 

 

この90:30理論を駆使した近作である

彼の自邸に招待してくれる

 

とのことなので

とても楽しみにしたいと思います。

 

 

今日は、

高性能の先の”心地よさ・美しさ”を解くカギとは!?

家づくりを『学ぶ』ブログ・性能編 Vol.49”

というテーマで

学生時代の友人

建築家 堀部安嗣さんの

90:30理論のご紹介でした。

 

すべての経験を誇らしく感じ

思わず自慢したくなる

『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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にも、さまざまな情報を載せていますので

参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

ご希望の方は、是非ご相談ください。

 

また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

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