なぜ木材は、乾燥させる必要があるのでしょう?

木材の人工乾燥炉 森林文化アカデミーより

 

 

昨日のブログでも

ご紹介した

 

「大型パネル工法」

について

もう少しお話します。

 

 

パネル工法というと

壁式構造の

 

プレファブ構法を

想像されるかも知れません。

 

 

でも、実際は従来からの

柱梁による軸組み工法です。

 

なので、軸組に慣れている

熟練の職人さんからの

アレルギーも少なくて

 

そこが、このシステムの導入を

決断した最大の要因です。

 

 

施工環境の良い

工場内で出来る事は

 

成るべくそうすることで

熟練大工さんの負担を減らし

 

その分、現場で

思い切り、その技を発揮して貰う。

 

 

施工精度や性能を

工場内で確実に担保しながら

 

一方、現場では

高い技術・技能が必要な

 

大工さんたちの活躍の場を

より増やしていく。

 

 

職人不足に応えながら

技能者の、働く意欲を高め

 

就労意欲向上をアピールできる

そんな可能性を秘めた

システムだと評価しています。

 

 

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ということで

今日も読んでいただき

ありがとうございます。

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

 

さいたま市 N邸 外観 (2025年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が929回目です。

 

 

 

さて、今日の話題は

 

「木材の乾燥」の話です。

 

 

先程、大型パネル工法は

軸組み工法で

 

従来の造り方と一緒と

書きました。

 

ただ、材と材を繋ぐ

接合部の作り方が違っていて

 

大型パネル工法の接合部は

「金物工法」を採用しています。

 

 

この金物工法の場合

木材の内部に「割れ」

(これを「内部割れ」といいます)

 

等の、強度の弱い部分があると

命取りとなりかねません。

 

右が内部割れ。木の博物館より

 

 

では「内部割れ」は

なぜ起きてしまうのでしょうか?

 

その原因は

木を人工乾燥する際の

 

"過乾燥"によるもの

と言われています。

 

 

木は乾燥することで

その強度が、非常に高くなります。

 

 

例えば、未乾燥で

含水率が50%以上ある

マツ材の圧縮強度は

 

天然乾燥等で

含水率20%まで乾燥させると

1.5倍に

 

さらに、人工乾燥で

15%に乾燥させると

約2倍にも上がるのです。

 

 

ですから

今、建築現場で使われる

 

柱や梁といった構造材は

殆どが乾燥材です。

 

しかも、高温の乾燥室で

強制的に乾燥させる

 

人工乾燥材が

主流となっています。

 

 

ただ、その人工乾燥の

施工過程で

乾燥にバラつきが出来ます。

 

木は、いわば生ものですから

乾燥しやすい材と

そうでない材があり

 

乾燥室の中でも

どの位置に置かれたか、とか

 

気温や湿度によっても

 

乾燥の度合いは

違ってきます。

 

 

「内部割れ」が発生した材は

人工乾燥材の中で

 

乾燥し過ぎて

内部応力によって

割れが出来てしまった

ものなのです。

 

 

つまり、人工乾燥の過程で

 

どの程度の時間

高温、圧力をかけるのか

 

というさじ加減が

「内部割れ」を

回避できるか否かの

 

重要なノウハウ

ということなのです。

 

 

一言で

「人工乾燥材」と言いますが

 

その出来の良し悪しには

 

とても深い考察と

長い経験による

 

きめ細かな調整が必要

ということのようです。

 

 

「木」という材料は

本当に奥が深く

 

非常に興味深いものです。

 

 

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