【『土砂災害防止月間』"ぼんやりした不安"から"確かな備え"へ】 防災/構造編 Vol.38

 

今月は『土砂災害防止月間』です。確かな備えを!

 

 

いつも読んでいただき

ありがとうございます。

 

埼玉県北本市で

『学んで楽しむ家づくり』を

お届けしている

 

“住まいの知恵袋、
家づくり問題解決仕事人”

 

蓮見工務店社長 蓮見幸男です。

 

昨年の取材時に撮っていただいた1枚。

 

こんなお家つくってます。

北本市 H邸 執務室(2005年竣工)

 

 

≪30年後も、しみじみ

「良い家だ」と思える家づくり≫

 

を味わって貰いたくて

毎日書いているブログの

 

今日が892回目です。

 

 

梅雨の月、6月も

2/3が過ぎようとしています。

 

国交省や都道府県では

今月を『土砂災害防止月間』と定め

 

土砂災害への理解や関心を深める

様々な取り組みをされています。

 

 

昨年1月に起きた、

能登半島地震での土砂災害は

記憶に新しいところですが

 

国土の7割が山地である

日本列島では

 

過去に度々、大規模な土砂災害が

発生しています。

 

 

とくに、広島県と鹿児島県は

その地勢的な影響から

大きな土砂災害が繰り返されていて

 

地元自治台では

様々な取り組みが進められています。

 

 

 

 

ということで

今日は、毎週木曜日のテーマ

 

“家づくりを『学ぶ』ブログ・構造編”

~家族の安全を守る構造”いろはのい”~

 

として

 

【『土砂災害防止月間』"ぼんやりした不安"から"確かな備え"へ】

をおとどけします。

 

 

土砂災害が起こりやすい地域には

いくつかの要因があります。

 

前述の広島県と鹿児島県で

その要因を探ってみましょう。

 

広島県の地勢的な特徴

《地盤的要件》

・急勾配の山地が多い。

・山肌を花崗岩が風化した脆い土「真砂土」
に覆われている。

《気候的要件》

・近年、線状降水帯が発生しやすい地域に
なっている。

《社会的要件》

・山沿いまで宅地開発が進み、高リスクな土地に
人々が住むようになっている。

 

広島県で起きた大規模土砂災害の様子(出典:広島県HP)

 

鹿児島県の地勢的な特徴

《地盤的要件》

・本土の大半を昔の火山灰で脆い「シラス」
が覆っている。

・桜島、開聞岳、霧島山など11の活火山があり
噴火に伴い、地震も発生しやすい。

《気候的要件》

・梅雨前線が停滞しやすい地域で、台風の通り道
でもある為、6~9月に豪雨が集中しやすい。

《社会的要件》

・小さな山が多く平地が狭い為、山や崖に接する
家屋が多く存在する。

 

 

次に、それぞれの自治体での取り組みを

見てみましょう。

 

【広島県の取り組み】

 

①住民参加型のハザードマップの作成

⇒自治体と住民が一体となって、より実情に即した
マップを作成。

 

②地域単位での防災訓練の実施

⇒町内会や学校ごとに避難訓練を行い、
起災時の初動対応を確認。

 

③ICT(情報通信技術)の活用

⇒危険度の可視化としての『土砂災害危険度情報』
メールで迅速に警戒情報を発進するシステム

 

 

【鹿児島県の取り組み】

 

①火山防災連携

⇒気象庁、自治体、研究機関による連携を強化し
噴火と連動した土砂災害情報の発信体制を構築

 

②地域密着の防災教育

⇒小中学校での「火山防災授業」や、防災への
啓蒙イベントの実施

 

③砂防施設の整備

⇒土石流を防ぐ「砂防ダム」や「流路工」の整備

 

鹿児島県桜島の噴火の様子(出典:鹿児島市観光協会HP)

 

土地には、それぞれの特徴があり

それに伴い、起きる災害にも、傾向があります。

 

自分の住む場所の、そうした特徴を知り

どんな対策が行われていて

 

個人的にも、どんな準備をし

いざ、災害が起きた時にどう行動すべきか

備えておくことが大切です。

 

 

6月の『土砂災害防止月間』を機会に

わたしも、いま一度確認したいと思います。

 

 

"ぼんやりした不安"から"確かな備え"へと

フェーズをチェンジしましょう!

 

 

今日は、

‟【『土砂災害防止月間』"ぼんやりした不安"から"確かな備え"へ

家づくりを『学ぶ』ブログ・防災/構造編 第38弾”

というテーマで

土砂災害が発生しやすい季節です。

何となくの不安を払拭し

たしかな準備が出来るよう

調べてみませんか?

 

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『家づくりヒストリー』を

提供し続ける

 

あなたにとっての

“オンリーワン・ビルダー”です。

 

 

これからも、住まいに関わる

さまざまな話題をはじめ

蓮見工務店、わたしについても

情報提供したいと思います。

 

 

 

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参考にしていただければ幸いです。

 

このたび、温熱に関する、物件ごとの監修を

『松尾設計室』 松尾和也さんに、お願い出来ることになりました。

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また、耐震構造に関しても

『構造塾』主宰 佐藤実氏に随時相談できます。

 

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